この10年ほどで、糖尿病の診断・治療は大きく変化し、専門医でないと治療が難しい時代になりました。特にCGMをはじめとする血糖検査機器・インスリンポンプの進化、倍以上に増えた治療薬の選択など、軽症~重度のいずれのステージの方でも、糖尿病は専門医が診る必要のある疾患です。当院はどんどんと進歩する糖尿病治療を常に最新の検査・治療をいち早く取り入れて診療を行っています。
糖尿病治療の専門治療チーム
糖尿病などの生活習慣病は、薬以上に効果を発揮する食事や運動での生活習慣改善の方法や、種類が多い薬の飲み方だったり、また合併症に対しての知識も得ておくことが望ましく、医師の診察時間だけでは必要な知識を得ることができません。そのため、糖尿病療養指導士(看護師、栄養士)による療養指導の時間を別途設け、適切な情報提供を行っています。
指導医は専門医取得後に学会の定める更なる審査に合格した、専門医を育成することができる資格です。
当院では指導医を有する医師が複数人在籍しており、専門医・指導医が常駐する数少ない診療所です。
糖尿病では、大血管障害や細小血管障害と言われる様々な合併症(病気)を来すことがあります。この合併症は、頭から足まで全身に発生し、内蔵もほぼ全てで起こり得ます。そのため当院では、これらの合併症の治療も専門的に行えるよう、特定の曜日にはなりますが、生活習慣病以外の専門医も在籍しております。生活習慣病自体だけでなく、合併症も包括的に管理することが、真に生活習慣病を治療する当院の役割と考えております。
当院で診断した専門・希少疾患
糖尿病は簡単な疾患と誤った認識をされ、背景に隠れている重要な原因が見逃されてしまっていることがしばしばあります。当院ではそのような特殊な状態も定期的に確認することで、より病状に則した治療をご案内できるよう努めています。
2022年6月までに当院で診断した専門・希少疾患
- 緩徐進行1型糖尿病(SPIDDM):多数
- 1型糖尿病:多数
- インスリン自己免疫症候群
- インスリンアレルギー
- 異常ヘモグロビン症
その他対応した病態・疾患
- 糖尿病性ケトアシドーシス
- 糖尿病によるケトーシス:相当多数
- 反応性低血糖:多数
- ステロイド糖尿病
- 無自覚低血糖
- 膵疾患に伴う糖尿病(膵癌、膵炎)
- 肝疾患に伴う糖尿病(肝硬変)
- 妊娠糖尿病
- 糖尿病合併妊娠
- リポハイパートロフィー(インスリンボール)
- SU剤二次無効
- 後期ダンピング症候群
持続血糖モニター

CGMやFGM
24時間連続の血糖測定は、糖尿病の状態を確認するためにも有効です。近年テレビでも多く取り上げられている血糖スパイク(グルコーススパイク)も捉えられます。当院では様々な持続血糖を測定する機器に対応しています。
持続血糖モニターの詳細インスリン治療

治療ライフログ
日々の血糖自己測定の結果を
れいわ内科と共有
糖尿病支援外来

栄養指導

専門管理栄養士による面接
生活習慣病をお持ちの方を対象に、食事療法についての詳細をご説明致します。二回目以降はオンラインでのテレビ電話でもご利用いただけます。
令和3年11月11日(1単位の日)「一皿一単位にしてみ隊」を結成!
栄養指導の詳細